利益が先か地盤が先かを考えてみる

今回は、松下電器グループの創業者である、松下幸之助さんのお話からピックアップ

さてタイトルにもあります「利益が先か地盤が先か」という質問に対してあなたはどう考えますでしょうか。

松下幸之助さんの回答は…
「わが社は5人の時は5人の、10人になれば10人の、さらに1000人になれば1000人の企業にふさわしい利益をあげてきました。
そうしたことの連続が今日の成功になった。もし5人だから、10人だからまだよいだろうと思っていたならば、今日の姿はない。
だからあなたの会社も利益をあげつつ、地盤をつくっていく以外にないと思う」とおっしゃられたそうです。

アウターコロナの時代に向かい、この先どうやっていこうかと悩まれている経営者の方も多いと思います。外出自粛やリモートワークなどにより、今までITやデジタルとは縁のなかった製造業にもその波が押し寄せてきています。今ここで、デジタル業務の地盤を整えるために、多額を費やして導入する必要があるのか、できることから進めていくのか、会社の規模、会社の実力に合ったやり方を考えてみたいものですね。

また松下幸之助さんは、銀行へお金を借りに行った時には、必ず希望金額の融資を受けることができたそうです。
それについてもこうおっしゃっています。
「自分の会社の力を正しく認識してその範囲の中で銀行にお願いしていたからでしょう」と。
「自らの会社の実力を正当に認識し、それに応じて事をなしていくこと」
それが会社経営において、大切なことの1つではないでしょうか。

参考著書 PHP研究所 松下幸之助一日一話

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