今、変わるべきでしょ!可藁津今茂の経営日記
title
休み明け、気持ちの切り替え方 ~休暇を燃料にする~
お盆休みが終わり、名古屋の自宅に戻るとき、少しだけ気持ちが沈んでしまう。
「ああ、明日からまた仕事か・・」
そんな気持ち、きっと誰もが持つのではないだろうか。
実家で経理作業を終え、帰る準備をしていると、父・可藁津今茂(68歳)が声をかけてきた。
「お前な、休みは遊ぶためやなくて、『働く力をためる』ためにあるんやで」
最初はなんだか説教くさいと思ったけれど、続けて父はこう言った。
「昔はな、盆も正月も、親戚や仲間と会うてよう喋った。
そういう時間があったから、仕事に戻ったとき『よし、やったるか』って切り替えられたんや。人と会うのも燃料や」
人と会うのも燃料
たしかに私も、このお盆は親戚や友人と会い、普段は話せないことを話した。
その安心感や楽しさが、今の自分の背中を押してくれている気がする。
父の「燃料」という言葉に、少しハッとした。
ただ休むだけじゃなく、人と交わることで気持ちを満たし、次に進む力をつくっている。
そう考えると、休み明けの憂鬱も力に変えるチャンスになるのかもしれない。
会社を続けることも、人生を続けることも、波がある。
沈むときもあれば、勢いづくときもある。
休みはただの中断ではなく、次に向かうエネルギーをためる時間。
そう思うと、明日からの仕事に少し前向きになれる。
父の口癖のように、肩の力を抜いて「よし、ぼちぼち始めるか」と思えるのだ。
今回の気づき
休みは「働く力をためる時間」。
人とのつながりや安心感を燃料に変えると、休み明けも前向きに走り出せる。
この物語はフィクションですが、実際の経営現場でよくある話をもとにしています。