言語家

Gengo-ka

言語家とは

言語家は人の頭にあるモヤモヤを抽出して、考えをまとめる手伝いをする言葉の専門家です。
言葉の専門家を想像すると文章をきれいに、正しく書ける人をイメージするかもしれません。ただ、それでは他の分野で活躍をされている言葉の専門家でも該当するところを専門性として強調するのは変な気がします。

言葉の専門家であるコピーライターとの違いはターゲットである沢山の人を対象にするか、依頼主である経営者ただ1人を対象にするかです。つまり言語家はコピーライターの真逆の存在です

つまり、言語家はただ一人の経営者の頭の中にある大切にしている価値観や考えを引き出して、端的でわかりやすい言葉を具体的にします。
シンプルに言えば、他人のモヤモヤをまとめ上げることができる人
それが言語家です

このモヤモヤをまとめ上げる力を論理構成力と言います。
論理構成力を駆使して考えをまとめてから、その経営者に適した言葉を作ることで経営者の頭がスッキリします。
その結果、経営者の覚悟がブレずに前を向いてもらえるよう支えることが言語家の仕事と言えます。

私の使命は、経営者の「覚悟と言葉」を支え、励ますこと

私は、経営理念の策定支援を通じて、経営者の「覚悟」を言葉にし、その背中をそっと押す存在でありたいと考えています。
経営者は、常に会社をよくしたいと願っています。しかし、壁にぶつかると迷い、心が揺れることもある
それが経営の現実です。

そんなとき、何度でも立ち返ることができる「軸」となるのが経営理念です。
理念は、会社の理想を描く旗印であると同時に、経営者自身が「なぜこの仕事をするのか」を思い出させてくれる羅針盤。
私はその理念を、経営者とともに掘り起こし、言葉として形にします。

そしてもう一つ、私の使命は「経営者を励ますこと」。
迷いや不安に押しつぶされそうなときこそ、「あなたの信じた道は間違っていない」と、そっと背中を支える存在でありたい。
理念と言葉の力を通じて、経営者が再び自信を取り戻し、前に進めるよう伴走していきます。

言語家が提供する10の価値

言語家が取り組む分野とは

経営理念がビジョンが策定できれば経営強化やコミュニケーション強化にも繋がると理解はしています。理念策定をすればメリットとして、経営指針書のように経営計画や採用計画を策定しやすくなったり、社内コミュニケーションが良くなったり、若手の育成や技能伝承に活用できたりなどあらゆる面で効果があります。

しかし、経営者自らで自身の大切な価値観や想いをシンプルかつ端的な言葉で言語化することは難しいものです。しかも自作で作るべきという考えや風潮もある程度ありますので、完成できないまま年月が経つこともあります。この状態が経営上マイナスになります。

言語家は主に経営理念やビジョンなどの言葉を策定支援します。それも速やかに、質の高い言葉を作り上げます。

策定支援には2種類の支援方法があります。
1つは自作型の支援です。この支援はフォーマット用紙を提供させて経営者に考えをまとめることをサポートします。
2つ目は言語家が行う抽出型の支援です。論理構成力を駆使して経営者から考えを抽出する支援方法です。

言語家は経営者の頭の中をスッキリさせることが取り組むべき支援です。少しでも早く、経営者が経営に専念できるよう支援します。

理念・言語化に関する講演実績の一部をご紹介

・愛知県某商工会議所様:「経営理念のつくり方と浸透のしかた」

・製造業向け勉強会:「社員に理念を伝えるための言葉の技術」

・経営者向け研修:「言葉で組織を動かす技術」

プロフィール

言語家 宮下 孝

大学では航空工学科でロケット工学を専攻。
空への憧れ、そして理論と精密技術への興味から、卒業後は航空機製造業界に進みました。

就職先は、大手航空機メーカーの下請けとして組立工程を請け負う製造会社。
その会社の社員として、大企業であるメーカー本体の「治工具部門」に派遣され、航空機の組立工程を支える治具の設計、改良、工程管理に携わりました。
製造現場の最前線で、品質管理・生産効率化・現場改善などに取り組み、論理的思考力や現場視点での課題解決力を徹底的に磨くことができました。

この経験は、現在のコンサルティングや理念策定、コンセプトワークにおいても大きな強みとなっています。
製造現場の実態を深く理解できる「現場視点と言葉をつなぐ専門家」として、特に製造業クライアントからの高い信頼を得ています。

その後、「もっと人と直接関わりたい」「モノづくり以外の世界で営業やマーケティングの可能性を自分でも試してみたい」という想いが強まり、転職を決意。

次に選んだのは広告業界でした。
未経験ながら、営業・マーケティングの現場でゼロから学ぶことを目的に、社員数10名程度の小規模な広告代理店に中途入社しました。
そこは、まさに「属人的営業」の典型とも言える会社で、一人ひとりの営業マンに特定顧客が強くついており、まさに「営業マン個人の力量=会社の売上」という構造でした。
一方で、企画力や提案力には定評があり、「企画で勝負する会社」としての強みもありました。

入社直後は短期間だけ先輩営業に同行し営業活動を学びましたが、わずか1ヶ月ほどで「もう一人で飛び込んでこい」と現場に送り出され、飛び込み営業の最前線に立つことに。
不安とプレッシャーの中、必死に新規開拓に挑み、初契約を獲得。
この成功が営業職としてのキャリアのスタートとなりました。

その後は、新規開拓、企画プランニング、プレゼンテーション、進行管理、メディアバイイングなど、営業の立場でありながらプランナーやメディア担当など幅広い実務を経験。
「現場で学び、実践で身につける」日々を過ごしました。

しかし、属人的営業のリスクも痛感します。
営業社員が独立するたびに売上が激減し、組織的な営業基盤が脆弱であることが浮き彫りに。
私自身も「このままで良いのか」「もっと体系的な営業組織のある環境で学びたい」と考え、転職を決断。

次に選んだのは、より組織営業やチームプランニングに強みを持つ中堅規模の広告代理店。
ただし、入社時には営業職の空きがなく、まずはプランナー職としてスタート。
将来的に営業部に異動することを前提に、「営業ができるプランナー」として、系列グループ会社への営業フォローや、企画立案、提案活動に従事しました。
この頃から「コンセプト設計」「言葉で価値をつくる」という領域での自分の強みに気づきはじめます。

その後、以前在籍していた代理店時代の先輩が立ち上げた広告会社から声がかかり、立ち上げメンバーとして参画。
営業、企画、ディレクションなど、多岐にわたる業務を担当しながら約1年間活動しましたが、折悪くリーマンショックが直撃。
経済環境が急激に悪化する中、「これからは自分自身の責任で生きていく」と決意し、独立起業への道を選びました。

独立後は「法人営業支援」をメイン事業としてスタート。

きっかけは、広告代理店時代からお世話になっていたある食品メーカーとのご縁でした。そのメーカーのご厚意で私もお手伝いさせていただく機会を得ました。
その中で、実際にその会社の商品を開発・販売させていただく経験を通じ、営業という仕事の本質や難しさ、そして面白さを肌で学ぶことができました。

この経験は、私にとって営業代行の原点ともいえるものでした。
広告という「形のないサービス」を売る難しさに比べ、明確に形がある商品の方が営業のしやすさを感じられたことが、自信となり、独立後の法人営業支援事業へとつながっていきます。

その後、営業代行サービスをはじめ、様々な企業の新規開拓をサポート。
しかし、いくらアポを獲得しても、クライアント側の営業体制や経営戦略そのものに課題があれば結果が出ないという現実に直面します。
そこから「単なる営業支援ではなく、経営支援、仕組みづくりまで踏み込むべきだ」と考え、コンサルティング領域へと事業を広げていきました。

この流れの中で、経営者から「経営理念策定」の依頼が次々に舞い込みます。
「こんなに深くヒアリングしてくれる人は初めて」「ここまで調査してくれるとは思わなかった」と驚かれることも多く、協力会社からも「調査力、言語化力は他社と比べても圧倒的」と高く評価されるようになります。

その結果、理念策定支援では依頼主の9割が初案で確定するという高精度な初期提案力を確立。
理念と言葉を通じて、企業の本質や存在意義を明確にする仕事に手応えを感じ、事業内容も徐々にシフトしていきました。

2016年、プラド株式会社を設立。
「縁あるすべてに顧客創造」という経営理念のもと、ご縁をいただいたすべての方々に価値を届けることを信条に、経営理念策定、トップコミュニケーション支援、営業支援、コンサルティング事業を展開中です。

独立当初は信用も実績もない一介のフリーランス。
それでも私を信じ、営業支援システムの販売パートナーとしてのチャンスをくださった方々、さまざまなプロジェクトを通じて支えてくださったクライアント様たち。
そのすべてのご恩に感謝し、「成果で返す」ことを信条に今日まで走り続けてきました。

これからも「企業と言葉の最適解」を生み出すパートナーとして、
そして「言葉の専門家」として、
一社一社、一人ひとりのお客様に真摯に向き合い、社会に貢献してまいります。

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