会社はしっかりとした土台が必要

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会社の土台が大切

良い会社になるには、会社の土台をしっかりさせる必要があります。
重要な問題だと認識していても、解決策を講じることを後回しにした結果、段々と会社は傾いていくでしょう。
目の前の仕事を追いかけること、こなすことに精一杯になるのは仕方がありません。
会社が傾いて、人生が変わった経営者のエピソードを紹介します。

会社が傾いたことで経営者の人生が変わった

元請けと販売先がトラブルとなり、元受けへの売掛金回収が困難となる

工事業を営む経営者がいました。
親分気質で面倒見が良い経営者でした。普段から社員のためが口癖でした。
10人程度の会社でしたが、取引先は全国に広がっていきました。

好調な理由は元請けが営業が強く、どんどん仕事を依頼してきます。
業績は順調で、事務所を新設したり社長の車も高級車になりました。

しかし、ワンマン経営で組織が育っていないことや、一社依存体質など会社の問題は山積みでした。

会社の土台が乏しいと坂道を転がるようにひどくなっていく

暫く時が過ぎ、社長はこのような話をしました。
「元請けが削減効果を高めに伝え、営業をしている。実際にそこまでの効果は出ない。このままではトラブルになる」と

数か月後、社長の危惧が的中し、元請けとお客が裁判になりました。その影響により元請けからの支払いは止まり経営が悪化し資金繰りも厳しくなっていきます。
その頃から社長は社員を避けるようになり、社員と話をしたくないと言うようになりました。
あれほど社員を大事にしていた社長が疑心暗鬼になっていました。

数か月後、会社は誰もいなくなった

数か月後、会社や社長に何度か電話をしても誰も出ません。
異変を感じ、そこの社員に電話をすると事情がわかりました。
その社員も給与未払いがあり、すでに会社には関わっていなく、社長は夜逃げをしたと聞きました。

夜逃げをして誰もいない会社へ行くと、郵便受けの郵送物は風化しボロボロに。電気、ガス、水道は止まっています。夜逃げをした会社はこうなるんだと感じました。

会社は土台が崩れたらお終い

どんな経営者でも想いをもって経営しています。
経営する理由はそれぞれだとは思います。社会の為、社員の為、より良い人生を送る為など色々だとと思いますが
一旦、会社が傾くとそうは言ってられなくなります。
経営者に余裕が無くなります。家族にも悪影響が出ます。

そのような状態に陥らないためには「会社の土台」つまり「会社の環境を整備する」必要があります。
良い会社とは、会社が発展し続けることであり、その会社で働く方とその仕事に関わる方が幸せになるということです。

営業利益を改善し、組織を活性化させること
この2つが大切な要素と考えます。

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