MVV・パーパス策定浸透支援
formulation
ミッション・ビジョン・バリュー・パーパス策定浸透支援
この言葉は未来を指し示すことば
現代、多くの企業が「理念」や「ビジョン」を掲げるだけでなく、
それを社員一人ひとりが実感し、行動に移すための『言葉』=パーパスに注目しています。
中でも、顧客と最前線で向き合う営業現場において、「共感し、体現できる形」で表現された言葉は、信頼と成果を生む組織の力の源泉になります。
経営理念が策定されると、次は未来を描く言葉を定義する必要があります。この未来を描く言葉とは「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とパーパス」を指します。
MVVと理念の関係性 〜根っこと枝葉〜
企業によっては、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を「理念」と同義に扱うケースもあります。
しかし、私たちはこう考えます。
理念があるから、MVVが定まる。
理念=経営者が何をもって経営をするかという、変わらぬ『根っこ』
MVV=理念をもとに、これから成し遂げる未来を描く『枝葉』
つまり、理念があって、MVVはこれからの描くことなのです。この順序と構造を正しく理解し、整理された言葉で伝えることが、社内外の共感と一貫性を生み出す第一歩となります。
MVVとパーパスの違い
それぞれの言葉の役割を明確にすることで、組織の「言葉の力」を最大化できます。
ミッション:企業が社会において果たす使命
ビジョン:目指す未来の理想像
バリュー:共に働くための価値観・行動指針
パーパス:「何のために」「どうあるべきか」という存在意義
なぜ「営業のあり方」でパーパスを定義するのか?
理念やMVVは、どうしても抽象的な表現になりがちです。
しかし、『営業のあり方』という軸でパーパスを定義することで、社員が日々の行動の基準として受け止めやすくなり、現場レベルでの実践的な言動へと落とし込むことが可能になります。
顧客との信頼を築くのも、ブランドを体現するのも、最前線に立つ現場の言葉と行動なのです。
パーパス(営業のあり方)は必要か?
「パーパス=営業のあり方」は、単なるスローガンではありません。
それは、お客様から『選ばれる存在』であるために、私たちはどうあるべきかを明確にするための行動の軸です。
パーパスが定義されていなければ、社員一人ひとりがそれぞれの価値観や責任感に基づいて行動し、お客様と接することになります。一見、主体性があるように見えますが、組織全体としての一貫性が失われやすく、結果としてお客様に不信や誤解を与えるリスクも生まれてしまいます。
一方で、明確なパーパスがあれば、社員は「自分たちはどういう存在であるべきか」という自覚を持ち、日々の業務に取り組むことができます。
その積み重ねが、お客様との信頼関係を築き、選ばれる理由を生む原動力になるのです。
まずは、貴社が持つ魅力や強みを丁寧に棚卸しし、「私たちは、こういう存在でありたい」「こういう価値を提供したい」という姿を描きましょう。
その未来像こそが、理念とつながり、パーパスという行動指針として現場に根づいていきます。
営業のあり方は、今で言うパーパスだった〜目指す姿を明文化し、社内外に定着させるために〜
企業が永続的に発展するためには、社員一人ひとりが同じ方向を向き、共通の価値観を持つことが欠かせません。そのためには、理念やビジョンをただ掲げるだけでなく、私たちはどうあるべきかという具体的な姿=パーパスを言語化し、浸透させることが重要です。
現在では「パーパス(存在意義)」という言葉が一般化してきましたが、私たちはまだその概念が浸透していなかった時代から、多くの経営者と共に「営業のあり方」という形で、それを明文化する支援を行ってきました。
当時、「営業のあり方」と表現した理由は明確です。それは、顧客目線で語る言葉として、社員にも社外にも伝わりやすいからです。
・顧客にどう接し、どう価値を提供するのか
・どんな存在として選ばれたいのか
・どのような行動が信頼を生むのか
こうした視点を一貫した「あり方」として表現することで、社員は自身の役割を理解し、現場では行動の基準が生まれ、営業活動にも一貫性がもたらされます。
営業利益の改善を目指すうえでも、顧客視点をベースにしたパーパスの定義は極めて重要です。私たちは、経営者の想いを丁寧に言語化し、社員に伝わり、顧客に届く言葉としての営業のあり方=パーパスを共に設計いたします。
多くの経営者が抱える「言語化」の壁
想いはある。でも、伝わらない
多くの経営者が、自社の想いや価値観を「しっくりくる言葉」にまとめられず、その結果、従業員に伝わらないまま宙に浮いてしまっている。そんなケースをよく見かけます。
それもそのはず。経営者の視点は、事業全体や未来を見据えたものが多く、抽象度が高くなりがちです。また、きれいな言葉を並べただけでは、現場に響かず「絵空事」に終わってしまうこともあります。
想いを機能する言葉へ変換するプロセス
私たち言語家は、「営業的視点調査」という独自の調査手法を通じて、経営者だけでなく、従業員・顧客といった多角的な視点から言葉の材料を拾い上げます。
・経営者の中にある「想いの断片」
・現場で実際に起きている体験・価値提供のリアル
・顧客が感じている御社の強みや信頼の理由
こうした情報を丁寧に整理し、組織の中で本当に機能する言葉としてパーパス(営業のあり方)を明文化します。
文章化に苦しむ経営者の想いを、共にカタチにする
文章を書くのが得意な経営者もいますが、
多くの方は「伝えたいことはあるのに、文章にできない」という壁に直面しています。
そんな時こそ、私たちの出番です。「営業的視点調査」によって貴社の持つ価値を再発見し、わかりやすく、簡潔に、社員に届く言葉へと仕上げていきます。
言葉だけでは組織は変わらない~成果に結びつける仕組み化が不可欠~
大切なのは、言葉を描いたその先です。いくら素晴らしいパーパスを策定しても、それだけでは会社は良くなりません。
言葉があるからこそ、社員を導くことができます。導かれた社員が同じ方向を向いて動くためには、行動を支える仕組みや仕掛け、標準化が必要です。
・パーパスに基づいた業務の仕組みづくり
・日々の行動に落とし込む仕掛け(評価・会話・朝礼など)
・社内文化として定着させる標準化の工夫
私たちは、パーパスの言語化だけでなく、その言葉が成果を生むための“道筋”づくりまで一緒に考えていきます。
言葉 → 行動 → 成果 ~「伝わる言葉」から、組織は変わる~
まずは、言葉を描くこと。
社員が共感し、腹落ちする言葉がなければ、組織は同じ方向には進めません。
そして、その言葉をもとに、行動をデザインし、仕組みに落とし込み、
成果へとつなげていくことが、本当の意味でのパーパス経営だと私たちは考えています。
想いをカタチにし、言葉に力を与え、行動へとつなげる。
そのプロセスを、私たち言語家が全力でサポートいたします。
MVV・パーパス策定のプロセス
事前に経営理念を策定した上での前提となりますが
1、営業的視点調査と価値観抽出
経営層・現場双方からの聞き取りを通じ、言葉の素材を収集
2、調査報告およびドラフト作成
調査結果をまとめ報告書を作成。抽出した価値観をもとに、言葉の定義を設計
3、初回提案とフィードバック
方向性の擦り合わせを通じて、組織に最適な表現へと調整
4、承認後の展開支援
社内浸透・営業資料化・広報活用など、実務活用フェーズをサポート
初回提案での承認率90%以上
クライアント満足度も非常に高い成果を残しています。
策定した言葉の活用と浸透
作って終わりではありません。私たちは、策定後の浸透までご支援します。
・朝礼や研修での活用
・営業資料、ホームページ、会社案内への組み込み
・新入社員への理念やMVV等、教育コンテンツとしての設計
「日常に言葉を根づかせる」ことで、MVVやパーパスは組織の文化になります。

